神奈川県川崎市多摩区の
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【このエリアの不動産事情】
川崎市多摩区は多摩川を境に東京都と接し、南には多摩丘陵が広がり、生田緑地がある地域です。都内との交通網が発達している為、川崎市中心部との商業的繋がりは薄いです。小田急線登戸・向ヶ丘遊園・生田・稲田堤駅周辺は専修大学・明治大学・日本女子大学の3つの大学キャンパスが立地しており、約2万5000人の学生がいる為、学生街・歓楽街として栄え、B級グルメ激戦区とも言われています。多摩川沿いには工場や情報センターなども存在しています。観光事業としては、生田緑地、藤子・Ｆ・不二雄ミュージアム、岡本太郎美術館、川崎宙と緑の科学館などがあり、観光推進をしています。まちづくりとしては、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区を地域生活拠点と位置付け、登戸土地区画整理事業の推進などにより安全で快適なまちづくりを進めています。多摩区の宅地取引価格を見てみますと、土地のみの宅地でも軒並み3000万円を超えており、稲田堤では6500万円など、取引価格が高値であることが伺えます。土地と建物の宅地を見ても、やはり3000万円を超える価格が並び、登戸では7500万円の値をつけています。これは、多摩川を越えれば東京都に入れるという、立地条件に加え、小田急線に乗れば新宿までも便利に出ることが出来るという要因もあると思われます。それらによって宅地も開発されていき、マンションの需要も多くあるので、地価の下落度合いも緩やかであると考えられます。

[データ出典] 国土交通省 平成28年第1四半期の不動産取引情報より