不動産用語集

【私道負担(しどうふたん)】

私道負担とは
不動産取引において、売買の対象となる敷地の中に「私道」の敷地を含んでいる場合に、この私道敷地部分のことを私道負担という。私道地の面積は、建ぺい率や容積率を算出する際の敷地面積には含まれない。また、私道上に建物を建てたり、私道を自由に変更や廃止することはできないなど、制限がかかるので私道負担のある土地を購入する際には、十分な注意が必要である。
私道負担の形態
私道負担の形態には、「敷地が私道のみに接している」「敷地の一面が私道に接し、他の面が公道に接している」、また所有の実態として「当該私道地を数人で共有している」「当該私道地を分割して、それぞれの所有者がいる場合」「一人の名義で所有している」などがある。敷地が私道のみに接している場合には、水道管やガス管の埋設時に、他の私道所有者の承諾を要する場合もある。
購入者への説明義務
宅建業法第35条(重要事項の説明等)にもとづき、宅建業者は不動産の売買契約の締結前に、買主に対して重要事項説明書で「私道に関する負担に関する事項」を説明することが義務づけられている。不動産広告にもその旨を明示しなければならない。これは、私道負担の存在を認識せずに取引をした購入者に対して、契約後に損害を与えてしまうことがないように、あらかじめ私道負担の存在とその内容を説明することを義務づけたものである。