不動産用語集

【地盤(じばん)】

地盤とは
地球の表面から深さ約100mまでの部分のことを地盤という。建物を建てるある範囲の場所のことも意味する。日本の地盤は、約1万年以前にできた「洪積層」と、それ以後にできた「沖積層」という二つの地層から構成されている。地層を構成しているのは大きさの異なる粒で、小さい方から、粘土、シルト、砂、れき、などである。
地盤と地震の揺れ
地震の揺れは、発生地点のエネルギーが「地震波」となり地中から地表へ伝搬されたものであり、「振幅」(エネルギーの大きさ)と「周期」(エネルギーの伝わり方)で特長づけられる。沖積層のような軟弱地盤では振幅が大きく周期が長くなりやすく、洪積層のようなかたい地盤では振幅が小さく周期が短くなるなど、地盤の種類によって伝わり方が異なる傾向がみられる。このような地盤の揺れに対する特性のことを「卓越周期」と呼ぶ。
地盤と建築
建物を建てる際には、地盤の種類をよく確認して地震などに対する安全性を考慮した「基礎工事」を行う必要がある。中高層ビルなどを建てる際には、かたい洪積層の地盤(支持層)まで杭を打った上に基礎を構築する「杭基礎」が使われる。砂が使われた埋立地、河川や沼であった場所、地下水位の高い場所などに建物を建てる際には、「液状化」の発生に留意する必要がある。造成地や傾斜地の地盤にも注意が必要である。