不動産用語集

【不動産証券化(ふどうさんしょうけんか)】

不動産証券化とは
不動産証券化とは、不動産を証券化することを目的として設立された法人(投資ビークル、略称SPVという)等が、発行した証券等を使って資産家から集めた資金を不動産に投資して、有効活用することにより得られた利益を、投資家に配分する仕組みのことをいう。不動産の証券化を通じて、現物の不動産マーケットと金融マーケットとが結びつけることによって、金融商品の一つとして不動産を取り扱うことが可能になった。平成20年度末で45兆円の市場規模に達しており、不動産市場の活性化等に寄与している。
不動産証券化の種類
不動産証券化のパターンには、すでに現在稼働している収益物件を対象に証券化を行い、資金調達する「資産流動化型証券化」と、はじめに投資家から集めた資金をファンド化して、不動産に投資することにより運用する「資産運用型証券化」の2種類がある。
不動産証券のメリット
不動産を所有する企業にとってのメリットは、不動産の持つ経済的価値を裏付けに投資ビークルに売却するため、有利な条件での資金調達が可能になる、投資家層が広がり新たな資金が市場に流入する、不動産マネジメントビジネス機会の創出・拡大につながる、不動産への直接投資リスクを回避できる、などがある。一般投資家にとってのメリットは、投資の対象が不動産に拡大し、不動産証券市場が魅力化する、リスク分散の図られたJ-REIT(日本版不動産投資信託)のような商品がある、などがある。