不動産用語集

【液状化(えきじょうか)】

液状化とは
液状化現象ともいう。砂がゆるく堆積してできた地下水位の高い砂地盤が、地震などの振動によって液体状になり流れやすくなる現象のこと。液状化現象が発生すると、比重の大きい建築物などが沈下したり、傾斜、倒壊したりすることがある。また地中にあった下水管などの比重の軽い構造物が地表上に浮上してきたりする。
日本国内の液状化発生例
昭和39年の新潟地震の際には、新潟空港や信濃川河畔などで液状化が発生して世間の注目を浴びた。このときは、4階建ての鉄筋コンクリート造のアパートが倒壊するなど大きな被害が出た。平成7年の阪神・淡路大震災の時は、神戸のポートアイランド、六甲アイランドなどで発生した。このときは、直径数cmの石が地面から噴出する噴石現象も見られた。そして平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、千葉県浦安市、東京お台場などの湾岸エリアの埋立地の一部、茨城県潮来市の日の出地区などの広範囲で液状化現象が見られた。
対策
液状化現象の被害を抑える対策としては、地中に砂を入れて突きかため砂杭を作り、周囲の地盤を締め固める(サンドコンパクションパイル工法)などの地盤改良、建築物を固定する杭を支持基盤の深さまで打ち込む、地中に埋設するガス管を樹脂製のものに変更するなど、さまざまな対策方法が考えられている。